【お役立ち情報】故人名義の口座が凍結された!?
アートエンディングの渡辺です。
葬儀の打ち合わせの際に、死亡届を役所に提出するタイミングを気にされる方がいらっしゃいます。
理由を聞くと、
死亡届を提出すると故人名義の口座がストップする
…という噂を聞いた事があるから、先に葬儀代だけでもおろしておきたいとおっしゃいます。
実は「葬儀の誤解あるある」の中で一番多いのが、この故人名義の口座がストップするなのです。
※この記事は弊社別サイトにて掲載された記事を再編集・再掲載したものです。
ただちに口座が凍結するという事はありません!
結論から言いますと
死亡届を役所に提出したからといって、口座がストップするという事はありません。
そもそも役所は、市民ひとりひとりの口座まで把握していません。
したがって、役所から金融機関に連絡がいくことはありません。
(これからマイナンバー制度が発展していくと、変わってくるかもしれませんが…)
つまり口座が凍結するのは
死亡の事実を金融機関に直接伝えてしまった時です。
そう考えると、死亡の事実を伝えなければ、ATMでずっとおろし続けることが可能(暗証番号を把握している場合)という事も言えるでしょう。
この誤解が生まれたのは、いくつかの理由が考えられます。
- 他の親族が銀行へ問い合わせをした
- 銀行の営業マンが外回りをしている際に、たまたま葬儀場の看板で死亡の事実を知った
- 新聞のお悔やみ欄に載せたのを銀行の担当者が見た
…などなど、この場合は遺族が金融機関に死亡の事実を伝えていなかったとしても、口座は凍結するでしょう。
たまたまな例が噂になり、誤解が広まったのかと思います。
また、アートエンディングでは事前相談をいつでも受け付けております。
事前相談をすることであらかじめ用意しておくもの、話し合っておくべきことなど、万が一の時に向けて備えておくことが出来ます。
実際に考えてみてから見えてくるものや浮かんでくる疑問などもございます。
ご相談を通して皆様の不安を解消し、少しでもお力になれるよう心掛けてまいります。
ご相談をご希望の方はhttps://www.artending.jp/contact/へお問い合わせ下さいませ。